2021年10月28日(木)〜 12月25日(土)木・金・土曜日開催 10:30〜 19:30※12/4(土)、12/10(金)、12/11(土)のみ14:30〜19:30

展示+VR+ドキュメンタリー

アート活動を介して地域の発展に貢献している団体やスペースが国内各地にあります。本展はそのような地域のアート活動を担っている団体やスペースを紹介する展覧会となります。異なる地域のアート活動を自分が住む地域と置き換えて考えることで、地域での文化、芸術のあり方、そして他地域への関心も生み、相乗的に地域の活性化を図ることを目的とした展覧会になります。 本展は成田市や成田空港を活動拠点にしている「ふわりの森 Fuwari No Mori Art Forest」の活動を紹介します。彼らはコロナ禍の影響で成田空港の利用客の低減、アートイベントの中止など活動が行いにくい状況ですが、それでも新しい活動として10月22日より彼らの地域やその環境に溶け込んだ展覧会” Discovery ” 「Hide And Seek | Kakurenbo 石塚隆則展」を作り上げ開催しました。 本展では、Fuwari No Mori Art Forest ディレクター シムラユウスケ氏の作品とFuwari No Mori Art Forest の活動を紹介した映像が展示されます。また彼らの開催している成田市での展覧会がVR 展示としてヨコスカアートセンターで体験できます。そして、関連プログラムとして” Discovery ” 「Hide And Seek | Kakurenbo 石塚隆則展」の石塚隆則氏の彫刻作品がサテライト展示として観覧できます。

ふわりの森 Fuwari No Mori Art Forest

2013年アーティスト シムラユウスケによる成田国際空港を拠点に、空港を囲む広大な森を現代アートの森にするランドアート「ふわりの森」が立ち上がり、シムラユウスケのスタジオ、拠点を海外、東京から出身の地である成田に移動させ誕生。美術館のない成田市において自身のコンセプト「DREAM」を軸に、成田国際空港を文化芸術の海外発信拠点として活かし、空港を囲む豊かな森をアーティストの創造活動拠点にすることで、最新の現代アートを体感出来る、空港から繋がるアーティストヴィレッジを空港エリアで形成。国内外のアーティストが集い、対話、協働し、最新作を発信し空港周辺がアートの森になる、これらの中核を担うプログラムとしてアーティスト・イン・レジデンス事業を開始。国際都市NARITA初の現代アートプロジェクトとして、これまで空港の利用のみで通過されることの多かった成田にアーティストたちが滞在し、観光者は空港から都心へ向かうのではなく、最新の現代アートを体感出来る成田に降りるという導線を創りあげることで、国際的に通用するアーティスト主体のアートハブを誕生させた。このプロジェクトはランドアートとして成立し、プロジェクトディレクター・アーティストのシムラユウスケが創る新しい国際創造都市の「N/AR/I/T/A」の中に「ART」があること」を環境、アート、建築、地域等から創り出し、空港周辺の森の中で急速に進む過疎、人口減少に対し、空洞化するエリアに作品を点在させアートフィールドをつくり再生。新しい国際創造都市NARITAの都市設計をアーティストが仕掛けている。

シムラユウスケ Yusuke Shimura

ふわりの森 Fuwari No Mori Art Forest ディレクター / アーティスト

1981年生まれ 現代アートの新しい担い手として、写真、ドローイング、インタラクティブアート を国内外で発表し国内都市のアップルストアによるシムラユウスケ特集、雑誌 「TOKION」の ニューヨーク特集、「装苑」の国内外で活躍する次世代の6人に取り上げられるなど様々なメディアから注目を集めるアーティスト。 東京、ニューヨークを拠点にPORTER (吉田カバン) との 「YUSUKE SHIMURA TOKYO NEWYORK supported by YOSHIDA&CO.」 をはじめ、 北欧、中東、アジアでの制作作品を発表 2014年には海外に加え幼少期から育った国内 (千葉県成田市・栄町)に 拠点を持ち、成田国際空港を中心に広がる大自然をフィールドに空港初の現代アートの拠点「 ふわりの森アートプロジェクト」をスタートする。


石塚隆則 Takanori Ishizuka

アーティスト

1970年神奈川生まれ。現実にありながら見えない「モノ」や「コト」を動物キャラクターにして彫刻やドローイング、絵画などで表現する。主な展覧会に「飛天」(ROPPONGI HILLS A/D GALLERY、2018)、「ねむりと死」(nu petit GARAGE、2017)、かけがわ茶エンナーレ(2017)、「けものアパートメント」(ヨコハマアパートメント、2015)、「totem」(nca | nichido contemporary art、2014)がある。作品は東京都現代美術館、笠間日動美術館にも収蔵されている